アルビレックス新潟は今季初の3連敗で、11位から13位に後退した。1年でのJ1復帰を掲げ、15年ぶりにJ2の戦いに挑んでいるが苦戦が続く。

 後半の2失点はいずれもロングスローからヘディングで決められたもの。主将マークを巻いたMF小川佳純(33)は「確認していたはずなのに、やられた。しかも同じ形で」と険しい表情。前節までの2連敗で採用していた3-6-1から、開幕時の4-4-2にシステムを再変更したが、結果には表れなかった。

 ただ、ポジティブな要素もあった。前節岡山戦では見られなかったサイドからの攻撃は増えた。後半ロスタイムにDF安田理大(30)がミドルシュートで1点を返した。ショートコーナーから左サイドでつないだボールを決めたもの。「攻撃の形はできている。あとは最後の質」。小川が言うように、感じた手ごたえをプラス材料に変えていく。