ガンバ大阪DF米倉恒貴(29)が27日、大阪・吹田市内で行われた紅白戦で主力組の右MFに入った。

 29日のホーム・サガン鳥栖戦に向けた練習で、サイドバック(SB)ではなく、2列目での起用。前線への推進力がある米倉は「急だったので難しさはあるけど、やるべきことをやるだけ。自分の中ではタテ(に仕掛けろ)という意図があるのかな、と解釈している」と話した。

 もともとは攻撃的な選手ながら、プロ入り後にSBにコンバートされた。「SBの守備とサイドハーフは守備も180度違う。使う筋肉も違う。明日の練習で(感覚を)つかめればいいかな」。チームは現在17位。直近の湘南戦でも完敗した。米倉は「2列目ならゴールを決めるしかない」。得点すれば16年7月9日仙台戦以来、約2年ぶりのゴールとなる。「(パスの)受け手の動きができればいい。SBをやっているからこそ相手が嫌がるプレーも分かる」。日本代表経験もある米倉が、攻撃陣のスイッチを入れる。