Jリーグは29日、都内でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の機材を用いたデモンストレーションをメディアに初公開した。

 VARはワールドカップ(W杯)ロシア大会で初採用され、Jリーグも将来的な導入を視野に入れている。主審と連絡をとるメインの担当、モニター5台を前に全体の流れを見るアシスタント、スロー再生など機材操作のリプレー・オペレーターの3人がスタンバイした。VARは(1)得点(2)PK(3)一発退場(4)警告などでの選手取り間違いの4項目でのみ主審を補助する。担当者は「例えて言うなら、ピッチの大きな岩は取り除くが、芝の間の小石はそのままにしておく、そういう概念です」と説明した。