ガンバ大阪が、後半ロスタイム5分にFWアデミウソン(24)が値千金の決勝弾を決め、2位のFC東京に勝った。宮本恒靖新監督(41)就任4戦目で、うれしい初勝利。G大阪にとって、リーグ戦は1-0で勝った5月2日のベガルタ仙台戦以来9戦ぶりの勝利となった。

 G大阪は前半からアデミウソンを中心に、東京を押し込んだ。そして前半34分、MF藤本淳吾の右CKのこぼれ球を拾ったMF遠藤保仁が、右からゴール前に上げたクロスボールのこぼれ球を、DFファビオ(29)が押し込んだ。

 G大阪は後半41分、東京FWディエゴ・オリベイラに同点ドールを決められたが、同ロスタイム5分にアデミウソンが、ゴール前でターンして、左足でゴール右に決勝弾をたたき込んだ。アデミウソンは勝ち誇り、宮本監督も跳び上がって喜んだ。

 東京は、17年までチームを率いた長谷川健太監督が率いる“難敵”だった。17年は宮本監督がU-23、長谷川監督がトップの監督という関係性だった。選手も熟知され、手の内も知られている可能性が高い上、リーグ戦では3月31日のアウェー戦に2-3で敗れたのを含め直近は1分け1敗と勝ちがなかった。ただ、この試合まで東京には4勝3分けと7戦負けなしのホームの地の利を生かし、競り勝った。