J1ジュビロ磐田FW中山仁斗(27)が10日、今季2点目に闘志を燃やした。

13日の次節アウェー松本戦(午後6時、サンアル)に向け、磐田市内での調整に参加。約2時間のフルメニューを精力的に消化した。全体練習後もランニングを行い、コンディション調整に努めたストライカーは「自分のゴールで勝利できれば最高。どんな形でも取りたい」と、言葉に力を込めた。

鈴木秀人新監督(44)の初陣となった3日の天皇杯2回戦・ホンダロックSC戦(JFL)では、2トップの一角で先発。新体制の公式戦1号を含む、ハットトリックを達成した。一方で6日のリーグ鹿島戦も1トップで先発したが、シュート0。前半でベンチに下がった。中山は「リーグでもという気持ちは強い」。最下位と苦しい状況が続くチームの現状打破に燃える。

現在、17位松本との勝ち点差は「3」。中山は「何が何でも勝たないといけないし、とにかく今はチームの勝利が最優先。得点だけでなく、守備の部分でもやらなければいけない」と誓った。7戦ぶりの勝ち点3へ、最前線で体を張る準備はできている。【前田和哉】