アルビレックス新潟は栃木SCに1-2で敗れ、来季J1昇格の可能性が消滅した。1-1の後半ロスタイム、右CKを栃木DF田代に合わされて失点。J2残留争いの渦中にいる栃木の執念に押され、痛恨の黒星を喫した。

アウェーに駆け付けた2000人を超える新潟サポーターからは試合後、選手達にブーイングが飛んだ。キャプテンマークを巻いたMF戸嶋祥郎(24)は「勝ち続けてJ1に上がることを誰もが求めていたがこういう結果になってしまった。力が足りなかった」と肩を落とした。

セットプレーからの被弾は今季新潟を象徴するようだった。吉永一明監督(51)は「これまでもやられていることをこの試合でもやられた」と振り返り、「こういう結果になったことへの責任を感じている」と敗戦の弁を述べた。