離脱しているガンバ大阪のMF倉田秋(30)が、今季中にも復帰する可能性が出てきた。21日、大阪・吹田市の万博練習場で調整。10月19日の川崎フロンターレ戦で、相手選手と頭同士が激しく接触。脳振とう、左頬骨(きょうこつ)骨折で、全治3~4週間と診断されていた。

今週から練習を開始。約1月ぶりに体を動かし、「治ってから動いたから、しんどかった。こんなに体が重かったかなって、いつも疲れへんところが疲れてしまう。(コンディションは)全然100パーセントではない。体重も落ちて、筋力もない」と明かした。

23日にはベガルタ仙台戦(パナスタ)を控える。勝てばJ1残留が決まる大事な一戦で、出場はまだ不透明だが「結果を出す。出たときに何ができるか。出してもらえれば全部出し切る」と誓った。

仮に仙台戦での復帰は難しくても、12月7日の最終節・浦和戦(埼スタ)での出場には光が差した。【南谷竜則】