岩手県サッカー協会が10日、当初予定していた天皇杯予選の準決勝(12日、富士大-日本製鉄釜石、盛岡つなぎ多目的運動場)と決勝(19日、J3いわてグルージャ盛岡-準決勝勝者、いわぎんスタジアム)の2試合を無期限延期した。

同日、公式サイトでも発表した。

新型コロナウイルスの影響で、日本サッカー協会が5月下旬までの公式戦延期を発表したが、岩手県内に観戦者が出てないこともあり「感染者が出たら中止する可能性はあるが、今は感染者がいないので、やる予定です」と試合敢行を明かしていた。

しかしサッカー関係者や行政、ファンから「今はやるべきではない」と、試合敢行に否定的な意見が数多く取り寄せられるなど、社会的な反響が大きかった。同県協会関係者は「午前11時にリリースを流して中止を正式に決定しました。数え切れないほどの電話があった。再開予定は未定です」と話した。