東京オリンピック(五輪)世代の川崎フロンターレMF三笘薫が、公式戦2試合連続先制ゴールで8連勝を呼び込んだ。

開始5分、ペナルティーエリア左でMF脇坂のパスを右足で合わせた。プロ初先発した5日のルヴァン杯鹿島アントラーズ戦から2戦連続得点に「ファーを狙ってミスキックだったけど、GKの逆をついて入って良かった」とほおを緩めた。

五輪代表入りを虎視眈々(たんたん)と狙う。来年に1年延期になり「Jリーグで結果を出せば選ばれる可能性が高くなる。連戦になるので勝利に貢献できるプレーが必要。スタメンで出続けるのが一番のアピールになる」。途中出場から得意のドリブルで存在感を示し続け、この日にリーグ戦初スタメン。開幕から9戦8勝1分けの首位キープに貢献したが「毎試合結果を出さないと試合に出られない危機感を持っている」と引き締めた。川崎Fは勝ち点を25とし、年間34試合制の05年以降では18年に広島が樹立した開幕9戦時の最多勝ち点記録に並んだ。