前日22日にフィンク前監督の電撃退任を発表したヴィッセル神戸が、8月23日浦和戦以来、公式戦9試合ぶりの勝利を手にした。

試合はマルコス・ビベス・アシスタントコーチが暫定的に指揮。前半9分、MF山口が落ち着いて右足で流し込み先制した。だが、同17分、鳥栖のFW金森に同点ゴールを許した。

1-1と追いつかれた神戸は同20分、元スペイン代表MFイニエスタが左サイドの角度のない位置から今季初ゴールで勝ち越し。2-1とリードで折り返したが、鳥栖は後半6分にMF原川がFKを直接決めて、同点に追いついた。

2-2となり迎えた後半10分、神戸は左サイドからイニエスタが上げたクロスにFW古橋が反応し、勝ち越しゴール。さらには同23分、またしてもイニエスタが中盤でスルーパスを送り、古橋がこの日2点目でリードを2点に広げた。

後半26分には鳥栖FW林のゴールで1点差に迫られたが、神戸が4得点で粘る相手を振り切った。

鳥栖はリーグ3連敗となった。