11位のヴィッセル神戸は3日、17位の清水エスパルス戦(アイスタ)に臨む。今回がアウェー4連戦の2戦目。

清水は1日にクラモフスキー監督が契約解除となり、平岡コーチが監督に昇格する人事を発表したばかり。神戸も9月に監督交代があり、その直後から4連勝した。三浦淳寛監督(46)は2日、神戸市内での練習後にオンラインで取材に応じ「清水で監督人事があったが(そういう場合は)選手の力がまとまることが多いので油断せず、90分間やるべきことをやりたい」と気を引き締めた。

神戸は前節ベガルタ仙台戦で5試合ぶりの勝利を挙げたが、後半終了間際にFW古橋亨梧(25)が右膝付近を負傷したもよう。詳細は発表されていないが、三浦監督は改めて「全然問題ないし、心配していない」と大事に至っていないことを強調。清水戦への出場は「まだ決めかねている状態」と説明した。これまで26試合12得点の絶対的な得点源だが、18試合連続出場中の疲労も考慮し、欠場の可能性が高い。

逆に主将のMFアンドレス・イニエスタ(36)は前節で12試合ぶりに欠場し、休養が与えられた。「連戦が続き、いい働きをしていた中で休ませました」と指揮官は説明し、問題がなければ清水戦のピッチに送り出す。

「(11月下旬に再開されるACLに向け)Jリーグは大事だと思う。私自身も負けることが嫌いな性格。監督をした時点で(J1で)上位に入るのは現実的に(勝ち点が)離れていたので、最大の目標はアジアNO・1になる。Jリーグ(での試合)を含めてレベルを上げていきたい」と、指揮官はチームの総合力アップを目標に掲げた。【横田和幸】