柏レイソルFWオルンガ(26)がJ1得点王に輝いた。川崎フロンターレ戦で先発し、前半14分にFWクリスティアーノから浮き球のパスを受けると、昨季J2で記録した27得点を超える今季28点目を決めた。

得点ランク2位の鹿島アントラーズFWエヴェラウドとの点差10点は、歴代2位の得点差。34試合制となった05年以降では、05年ガンバ大阪FWアラウージョの33得点に次ぐ2位で、J1史上でも歴代6位タイの得点数を収めた。

この日の前半はまさにオルンガ劇場だった。開始4分で相手のパスミスをさらってループシュートを放つと、14分の得点場面ではDF山根に楽々と競り勝ち、GKチョン・ソンリョンを置き去りにして無人のゴールに流し込んだ。23分にはDFジェジエウを吹っ飛ばし、GKと1対1の好機をつくった。

193センチの長身に加え、当たり負けしない身体能力の高さや足元の技術もある万能型のFW。スピードもあり、難しいボールにも反応して簡単にゴールを奪うことができる。規格外の助っ人が、Jリーグの歴史にまたひとつ名を刻んだ。