Jの歴史に残る点取り屋がピッチを去った。今季限りでの引退を発表していたJ2ジェフユナイテッド千葉FW佐藤寿人(38)がシーズン最終戦・ギラヴァンツ北九州戦で途中出場。

これまで同様、懸命にボールを追いかけ、勝利のために全力を尽くした。試合後のセレモニーでは「サッカーを愛するみなさん、これからも変わらずサッカーを愛していってください」と“らしい”言葉で現役を締めくくった。J2はすでにJ1昇格を決めていた徳島ヴォルティスが初優勝した。

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佐藤のサンフレッチェ広島時代の指揮官、日本代表森保一監督(52)が引退セレモニーにビデオメッセージを寄せた。「ヒサが点を取ってくれて、キャプテンとして勝利に導いてくれて優勝を経験することができました。点を取り続けること、優勝すること、2つの経験はだれもができることではありません。これからのサッカーの発展のために経験してきたことを生かしてください」とこれまでの選手生活をねぎらった。また同じくビデオで登場した北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロビッチ監督(63)は「ヒサは私が指導してきた中でもベストなFW。あなたを自分の息子のように思ってます。何かあった時はいつでも頼ってください」と話した。