元日本代表で鹿島アントラーズGK曽ケ端準(41)が24日、現役引退を発表した。

曽ケ端は鹿島ユースを経て98年に鹿島に加入。鹿島一筋で23年間プレーしてきた。今季で契約満了になり、自身初の国内移籍も模索したが、生まれ育った鹿島で現役生活を終える決断をした。引退後もクラブに携わるとみられ、アシスタントGKコーチなども候補に挙がっているという。

曽ケ端は01年に正GKの座をつかみ、J1通算歴代5位となる533試合に出場。手にしたタイトルはリーグ優勝7回、ルヴァン杯5回、天皇杯4回。常勝鹿島を最後方から支えてきた。曽ケ端はクラブを通じ「始まりは一人のサポーターでした。それがユースに入り、プロになり、1つのクラブでここまで長くプレーできるとは想像もしていませんでした。このクラブで勝利のためにプレーし、引退できることを、心からうれしく思います」とコメントを発表した。