3大会ぶり10度目出場の桐蔭学園(神奈川)は、東福岡に力負けを喫した。

攻守の切り替えの遅さが致命傷になった。練習から口酸っぱく指導された。だが、前半34分、CKからヘディングシュートを相手GKにファインセーブされると、直後にカウンターを浴び、先制された。同ロスタイム2分にもカウンターから失点し、主将のDF中島駿乃介(3年)は「東さんはみんなうまかった。想像以上に相手の実力が上で、自分たちの実力不足が表れた試合だった」と悔やんだ。

神奈川県大会は、決勝で優勝候補の桐光学園を3-2で撃破した。18年から母校を指揮する元プロの八城修監督(49)の下、インテンシティ(プレー強度)の高いチームづくりが功を奏した。だが、全国舞台では消化不良に終わった。