市船橋(千葉)は途中出場のFW松本海槻(3年)が後半ロスタイムに一矢を報いたが、点差以上の完敗だった。

前半から足元の技術にたける帝京長岡に面白いようにボールを回された。攻撃時には相手の前線からのプレスに苦しみ、ボールロストからのショートカウンターを何度も浴びた。

前半26分、同30分と立て続けに失点。同32分に流れを変えるためにFW松本を投入。得意のドリブルなどでアクセントをつけ、後半は押し気味に試合を進める時間帯もあった。ただ、縦パスを入れた後は攻撃陣の能力頼みという単発の攻めも多く、追いつくまでには至らなかった。

波多秀吾監督は「帝京長岡さんのパスワークに、ゲームの強度に面食らってついていけず、それを前半のうちに修正できなかった。その強度に慣れるのが早ければ、もう少し違った展開だった」と振り返った。

帝京長岡はスタメン中、3年生はわずか4人。それでも市船橋はチームとしての連動した動きで上回られた。そのあたりを冷静に分析し、来年以降の頂点奪回につなげたい。

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