女子サッカー日本初のプロリーグ、WEリーグに参入するマイナビ仙台レディースが8日、仙台市内で新加入会見を行った。

昨季までJ3福島を率いた松田岳夫新監督(59)をはじめ、選手6人が出席。新指揮官は「初代優勝」を目標に掲げた。

記者会見の質疑応答から約30分後、ようやく松田監督に質問が振られた。「やっとしゃべる時間がきましたね」と会場を笑わせつつ、今季への抱負は真剣な表情で口にした。

「攻守ともにアグレッシブなサッカーで、常に主導権を握る。狙うは優勝。優勝争いをやっていく」

92年に現日テレベレーザのコーチに就任し、指導者人生をスタート。今季で29年目を迎え、女子サッカー界には10年以上携わってきた。「女子チームから指導者としてのキャリアをスタートさせた。その経験があったから、今の自分がいる。特別な絆を感じていますし、全力で恩返ししたい」と決意をにじませた。

9日からチームの全体練習が始まる。松田監督は「選手の特長を見極めて、ゼロからチームをつくっていきたい」と意気込んだ。