ジュビロ磐田は1-2で山口に敗れ、今季初の3連勝を逃した。2点を追う前半42分にFWルキアン(29)がヘディングで決めるも、後半は無得点。今季未勝利だった相手に初勝利を献上する屈辱的な敗戦に、鈴木政一監督(66)は「残念だし、申し訳ない」と頭を下げた。

反省を生かせず、勝ち点を取りこぼした。チームは3失点した前節京都戦から守備の修正に時間を割いた。特に重きを置いたのはクロスへの対応。練習ではゴール前でのマークを入念に確認したが、この日もクロスから2失点した。開幕からの5試合で11失点。DF伊藤洋輝(21)は「もっと危機感を持ってやらなければいけない」と反省した。

既にJ1自動昇格となる上位2クラブとの勝ち点差は「9」。出遅れを取り戻すためには連勝するしかない。ルキアンも「1つ1つ勝っていくことが大事」と必死に顔を上げた。【神谷亮磨】