名古屋グランパスは8日にホームでセレッソ大阪と対戦する。J1リーグ戦で現在2位ながら、川崎フロンターレとの首位攻防2連戦で連敗し、足踏み状態となった名古屋。仕切り直しの一戦として、上位進出を目指す6位C大阪は手ごわい相手になる。

名古屋はマッシモ・フィッカデンティ監督(53)が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、同じイタリア人のブルーノ・コンカ・コーチ(56)が3試合連続で代行指揮を執る。

7日にオンラインで取材対応した同コーチは「この4年ほど継続していい順位にいる。勝てるチームという印象で、今年も引き続きそのベースを持っている」とC大阪を警戒。「新外国籍3選手も実際見たが、チームと融合しており、もっとよくなる」と話し、前節にC大阪加入後、初出場したオーストラリア人のFWタガート、ブラジル人のチアゴ、ダンクレーの両DFを高評価した。

川崎F戦の2連敗については「満足しているとかではなく、次につなげていくべき要素は幾つかあった」と収穫も強調。2戦目の後半は2得点し、主導権を握れた時間が多かった。

4月29日から戦列を離れているフィッカデンティ監督について、コンカ・コーチは「幸い、健康状態はずっといい」と、大事には至っていないことを強調していた。【横田和幸】