ヴィッセル神戸はルヴァン杯決勝トーナメント(T)進出をかけ、19日の1次リーグ最終戦で徳島ヴォルティスと対戦(アウェー)する。

18日は最終調整後にオンラインで取材対応。三浦淳寛監督(46)は「明日、勝たなければいけないと選手に言い聞かせている」と語気を強めた。B組はFC東京が1次リーグ突破を確定。残り1枠を神戸、徳島、大分(いずれも1勝2分け2敗)で争う。

神戸は今季、コーチ陣を中心にして、セットプレーの分析を重点的に取り組んでいる。同監督は「うちはJリーグ(J1)で唯一、セットプレーでの失点がない。今日も(セットプレーの守備を)結構やった」と明かした。失点を最小限に抑えることで、決勝Tの扉を開くつもりだ。

また、15日のC大阪戦の終了間際に強烈な同点ゴールを決めたDFトーマス・フェルマーレン(35)が、欧州選手権(6月開幕)のベルギー代表入り。三浦監督は「チームとしては痛いが、若手にとってはチャンスだ」とキッパリ。守備の要でもあるフェルマーレン不在の間に、控え選手に成長を求めた。【前山慎治】