モンテディオ山形は2-0でレノファ山口に完封勝ちし、リーグ戦ホーム3連勝を飾った。

FW山田康太(21)が全ゴールを演出。後半15分、GK藤嶋栄介(29)が右足負傷で途中交代する窮地をはねのけ、今季6度目の完封勝利を飾った。

前半31分、山田康の左からのショートパスをFW林誠道(25)がゴール前で合わせて先制。後半24分には山田康からパスを受けた途中出場のMF加藤大樹(28)が左サイドをドリブルで駆け上がり、追加点を挙げた。17年まで山口在籍の加藤は「相性がいい。ファーストタッチからゴールに向かおうと思っていた」と今季3ゴール目を振り返った。守ってはセンターバック山崎浩介(25)もJ2通算100試合出場を白星で飾った。GK藤嶋が負傷退場する中、最終ラインを統率。終盤のセットプレーではヘディングシュートも放ち、存在感をアピールした。

シーズン途中の監督交代が奏功。第14節から指揮するピーター・クラモフスキー監督(42)は1分けを挟んでリーグ戦4戦連続完封勝ち。先発メンバーを固定し、計5戦で8得点1失点の安定感につなげている。チームのリスタートに成功した同監督は「いいゲームコントロールができたが、もう少し点の入る場面もあった。コンビネーションもよくなってきたが、自分たちのプレー(スタイル)を学んでもっとできるようにしたい」と、さらなる巻き返しに意欲を見せた。【佐々木雄高】

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