J3藤枝はこのほど、静岡県藤枝市の青島こども園に防災用パーティション(仕切り)を活用した迷路を設置し、防災啓発活動を行った。

使用したパーティション「避難所で~も」は、家具を製造するFPKナカタケ(焼津市)が、約1年前から開発。組み立てには工具は必要なく、木の再生材を使用しているため、段ボールよりも耐久性に優れる。同社の中根正雄社長(53)は「防災用パーティションは、有事の時以外は倉庫に眠ってしまっていることが多い。普段から遊具として使ってもらえれば、有事の時にも組み立てやすくもなると思う」と説明した。

今回の催しは、東海地区のJリーグ6クラブが連携し、防災意識を高めるプロジェクト「ソナエル東海」の一環として実施した。園児たちも目を輝かせて参加。FPKナカタケに勤務するMF成島梓(25)ら、藤枝の女子チーム・ルクレMYFCの選手らと一緒に楽しんだ。【前田和哉】