今夏のJ1の移籍市場は例年以上ににぎわった。得点ランク上位選手がJリーグを離れた一方で、ACL出場を目指す上位チームでは日本代表経験者の国内復帰が目立った。神戸は15ゴールで得点ランク首位の古橋がセルティックに移籍したが、大迫と武藤を獲得。横浜もチーム得点王のオナイウが抜けた穴をドイツ帰りの宮市らが埋める。鹿島は安西、浦和は酒井を加え、巻き返しを期す。

降格危機の下位チームも積極的に補強。最下位の横浜FCは5人の外国籍選手を獲得し、清水も鳥栖の主力だった松岡の引き抜きに成功した。首位を独走する川崎Fは田中がドイツに移籍するものの、ここまで補強はなく、分厚い既存の戦力で連覇へ突き進む。