J1アビスパ福岡は29日、長谷部茂利監督(50)の来季続投を発表した。

今季は勝ち点50以上、10位以内を開幕当初の目標に掲げた中で、攻守に強度、精度の高い堅守カウンターを構築。すでに残留を決め、現在勝ち点47、8位の位置にいる。

過去5度のJ1は01年以降、06年16位、11年17位、16年18位と成績が振るわず、わずか1年で降格した。だが今回、就任2年目にして、5年おきに昇降格を繰り返す「5年周期」と決別させたことも評価された。

長谷部監督は、クラブからの評価点について「まず結果を出したというところ。残留またはチームとして出している目標に近づいているところを含めて」と言い、高評価を得た心境を「評価してもらい、うれしい。来年も指揮が執れる喜びもあります」と声を弾ませた。

今季は4-4-2の堅守カウンターをベースに戦ってきたが、来季は何度かトライした3バックからの戦術も本格的に模索し、さらなる高みを目指す。まずは、11月3日大分トリニータ戦勝利で勝ち点50の大台到達を狙う。