大阪大会で両チームとも譲らず、11人にわたるPK戦が繰り広げられた。強豪同士の対戦は前半15分に、東海大大阪仰星が先制した。ゴール前にこぼれたボールを、10番を背負うMF門田悠汰(3年=ガンバ大阪門真ジュニアユース)が右足で押し込んだ。

対する大阪桐蔭は後半5分、MF藤沢壮汰(3年=グリーンウエーブ)が豪快な左足スーパーミドルを決めて同点に追いつく。そのまま延長でも決着が付かずにPK戦へ。

手に汗握る展開は、両チームとも6人目までをしっかり決めた。

7人目で、先に東海大大阪仰星が失敗。崖っぷちに立たされながらも、決めれば試合が終わる大阪桐蔭のPKを、東海大大阪仰星のGKが止めて振り出しに戻した。

8、9、10人目は両軍とも決めて、ついに11人目へ。東海大大阪仰星は惜しくもシュートを外し、大阪桐蔭はしっかり決めて、長い試合は幕を閉じた。

全国4強入りした16年大会以来の出場を目指した東海大大阪仰星は、激闘の末に準々決勝で姿を消した。大阪桐蔭は17年大会以来の全国切符へ、あと2勝とした。