ヴィッセル神戸の元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)が6日、神戸市内で約40人のファンやサポーターとともに初めてトークイベントを行った。

これまでのバルセロナやローマ、ACミラン、アヤックスなどでのプレーを振り返り、約2時間も交流を図った。

質疑応答で日本での私生活での目標を聞かれたボージャンは「8時間ほどかかるらしいが、富士山を登りたい。日本の四季をすべて体験し、文化を理解したい」と話し、日本語も猛勉強中という。「一期一会」「わびさび」などの日本語を実際に口にし、通訳を介して「腹八分目という精神はすごくかわいい」と、ちゃめっ気いっぱいに答えた。

今年8月の神戸加入後、J1リーグでここまで6試合1得点。10月24日の名古屋グランパス戦で右大腿(だいたい)部裏を肉離れし、この2試合は欠場。検査の結果、症状は予想よりも軽かったというが、今月中に母国スペインに戻り、治療とリハビリに専念。今季の試合には出場せず、来季に備えるという。

この日のイベントは神戸のMFアンドレス・イニエスタ(37)が共同オーナーを務めるIT企業「アナザーディスカバリー」(神戸市)が運営する会員制オンラインクラブ「オールスターズクラブ」が主催した。