全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝が13日、袋井・エコパスタジアムで行われる。6年ぶり優勝を狙う藤枝東と、2年ぶりの県制覇を目指す静岡学園が対戦。互いにサイド攻撃が生命線となる。藤枝東は、MF中村朔良(さくら、2年)が俊足を生かして攻撃をけん引。静岡学園は、MF高橋隆大(りゅうた、2年)が切れ味鋭い突破を武器に、今大会初ゴールを狙う。世代別日本代表候補の2人が同じサイドでマッチアップする。【神谷亮磨】
藤枝東の快速ドリブラーが全国への道を切り開く。中村は左サイドハーフが主戦場。50メートル6秒0のスピードが最大の武器で、聖隷クリストファーとの準決勝ではチーム2点目をアシストした。今大会はここまで1得点1アシスト。「目に見える結果も出ているし、コンディションもすごくいい」と自信を漂わせた。
相手のキーマンとの対戦もモチベーションの1つだ。静岡学園の高橋は右サイドハーフで先発することが濃厚で、同サイドで対峙(たいじ)する。同じ2年生でドリブルを得意としているが、タイプは違う。中村は「(高橋は)両足どちらも使えるので脅威」と警戒しつつも、「スピードでは負けない。自分のサイドで勝って優位に試合を進めたい」と闘志を燃やした。
今年3月には鎖骨を骨折。離脱中のU-18プリンスリーグ東海ではボールボーイなどの裏方もこなした。復帰後のスタメン奪取をイメージしながら、リハビリにも耐えてきた。6月の実戦復帰後からレギュラー定着。今では欠かせない存在となった。6年ぶりの全国出場が懸かる決勝に向けて、「サイドの攻防戦が鍵になると思う。そこを制して勝ちたい」と力を込めた。
◆中村朔良(なかむら・さくら)2004年(平16)4月20日、三重県津市生まれ。小2から橋北ヴァモスでサッカーを始め、中学時代は「H&A FC」でプレー。U-17日本代表候補。家族は両親、兄、妹。169センチ、57キロ。右利き。



