全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝が13日、袋井・エコパスタジアムで行われる。6年ぶり優勝を狙う藤枝東と、2年ぶりの県制覇を目指す静岡学園が対戦。互いにサイド攻撃が生命線となる。藤枝東は、MF中村朔良(さくら、2年)が俊足を生かして攻撃をけん引。静岡学園は、MF高橋隆大(りゅうた、2年)が切れ味鋭い突破を武器に、今大会初ゴールを狙う。世代別日本代表候補の2人が同じサイドでマッチアップする。【神谷亮磨】

静岡学園の高橋は156センチと小柄だが、圧倒的な存在感を放っている。ボールを持って意識することは「まず仕掛けること」。細かいボールタッチで相手をかく乱し、切れ味鋭いドリブルでゴールに迫る。藤枝明誠との準決勝では右サイドを突破し、クロスから決勝点を演出。「体のキレはどんどんよくなっている」。調子も右肩上がりだ。

悔しさが成長への糧になった。今季はU-18プリンスリーグ東海で開幕から4試合連続ゴール。だが、層の厚い攻撃陣でレギュラーに定着できなかった。4強入りした今夏の全国総体では1度も先発出場なし。「気持ち的にも落ちてしまった」。夏以降は、普段の紅白戦から猛アピール。J1清水エスパルス入りが内定しているMF川谷凪(3年)とポジションを争い、再びレギュラーの座を勝ち取った。

それでも、「今でもミスをしたら先発から外される」と、危機感を持っている。今大会はここまで無得点。藤枝東戦で鍵になるサイドの攻防を見据え、「速い選手がいるのは分かっているので、絶対に負けられない」と強調した。負けん気の強さも特長の1つ。「絶対に取る」と宣言した今大会初ゴールで、2年ぶりの全国大会出場に導く。

◆高橋隆大(たかはし・りゅうた)2004年(平16)10月30日、京都府宇治市生まれ。小1から長岡京SSでサッカーを始め、中学時代はガンバ大阪U-15でプレー。U-16、17日本代表候補。家族は両親、妹。156センチ、57キロ。右利き。