05年の入団以来、アビスパ福岡ひと筋でチーム最年長のFW城後寿(35)が、来季現役続行に意欲を見せた。30日に福岡市内で練習しオンライン対応。「アビスパのキング」として親しまれるチームの象徴は18年目の来季も、精神的な支柱としてチームを支える覚悟だ。

今季はここまでワースト11試合の出場にとどまり、入団初年度以来の無得点。大型補強による外国人加入や、若手の台頭もあって、出場機会が激減した。

だが、来季へは「今シーズンはもっと上を目指せるチャンスがあった。クラブも自分も、もっと上を目指せるよう頑張っていきたい。クラブのためにもっと最大限出して行きたい」と、さらなる飛躍を期した。

後半10分に交代した前節ベガルタ仙台戦は、決定力を欠き今季初ゴールを決めきれず。「決めるチャンスが2度ほどあったが、決めきれないのが今の自分の実力。力不足でした」と悔やむ内容だった。

もっと向上できるとも感じている。加齢とともにパフォーマンスも低下する現実に向き合いながら、来季も存在意義を示す。