名古屋グランパスは9日、マッシモ・フィッカデンティ監督(54)が契約満了による今季限りの退団とFC東京前監督の長谷川健太氏(56)の新監督就任を発表した。

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イタリア人監督はJ2降格の危機にあった19年度の途中に就任。00年度はJ1リーグ3位でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に導き、今季はクラブ初のルヴァン杯優勝をもたらした。フィッカデンティ監督は来季も名古屋の指揮に意欲を示していたが、条件面で折り合わなかった。

長谷川新監督はクラブを通じ、「これからグランパスファミリーのみなさんとともに戦っていけることを非常に心強く、楽しみにしています。選手たちと真摯(しんし)に向き合いながら、熱く気持ちのこもったアグレッシブなチームを作り上げていきたいと思います」とコメントした。