セレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人(39)が、天皇杯4強を最後にユニホームを脱いだ。この日は観客制限なしで行われ、ぎっしりと埋まった会場で先発出場。何度も見せ場を作りながらも無得点に終わった。

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涙を流すことなく「勝てれば良かったんですけれど、浦和の素晴らしいスタジアムでできて、幸せでした。(決定機が)何本かありましたけど(足が)届かなかった。悔しいですけど、すっきりしました。20年という長いサッカー人生は苦しくもあり、楽しかった。本当に最高でした」と語った。

試合後はスタジアム通路で、同じく今季限りで引退する浦和の元日本代表MF阿部勇樹(40)と抱き合った。2人はともにW杯を戦った仲でもあった。