Jリーグは19日、実行委員会と社員総会を行い、勝敗に影響する審判員の競技規則適用ミスがあったJ2モンテディオ山形-ファジアーノ岡山戦について、議論を行った。

オンライン会見に出席した野々村芳和チェアマン(49)は「特に競技規則の適用ミス発生時のルールについて活発に意見をいただいた」と説明した。主に検討したのは同戦をJリーグとしてどういう取り扱いにするか、また今後同様の件が起こった時にどういう対応をするかのルール作りについて。この日の議論を受けて、Jリーグは5月の理事会での決議を目指す。

問題となった同戦は、3日に行われたJ2第8節の試合。自陣ゴール方向へのバックパスに対し、手でかきだした山形GK後藤が、得点機会を阻止したとして一発退場となった。

だが、競技規則で味方の足でのパスをペナルティーエリア内のGKが手で扱った場合は相手の間接FKになるものの、警告や退場など「懲罰の罰則は与えられない」とされている。試合は岡山が1-0で競り勝った。