コンサドーレ札幌は京都サンガを4-1で下し、今季ホーム初勝利を挙げた。今季加入のブラジル人FWガブリエル・シャビエル(28)が2発で札幌初得点をマークした。2勝1分け1敗でC組首位タイに浮上。各組2位以上の1次リーグ突破に前進した。

前半は0-0だったが、後半試合が動いた。待望の1発は後半6分、FW中島からのパスに左足を合わせた。先制点をもたらし、2-1の同30分にはミドルシュートを突き刺した。「ゴールでチームのホーム初勝利に貢献することができてうれしい」とほほ笑んだ。

1月末、遅れてチームに合流。開幕後は右太もも裏の違和感から欠場する試合もあった。徐々に状態を上げており、チームにもフィットしている。「できるだけ早く結果を求めていた」。焦りはなかったが、信じて練習を続けた結果だった。

すでに家族がブラジルから来日しており「いるのといないのは違う」と、充実した札幌生活を送っている。ゴール後、左手薬指の指輪にキスするパフォーマンスを見せていた。家族はこの日自宅で観戦していたという。プレーオフ進出を目指し「もっと良くしていかないといけない部分がたくさんある」とさらに質を高めていくつもりだ。【保坂果那】