リーグ首位に立つ鹿島アントラーズのレネ・バイラー監督(48)が5日、7日のアウェーでのサンフレッチェ広島戦に向け、オンライン取材に応じた。

ドイツ人指揮官のスキッベ監督が率いる広島を「非常に強いチーム」と警戒。広島は前節、柏レイソルに逆転負けを喫したが、その前は5戦不敗だったことを挙げ「個人の強さの特長がある。拮抗(きっこう)した厳しい試合になる」と話した。

バイラー監督は日々の練習でも、相手に合わせるサッカーではなく、あくまでも、選手個々の能力の向上を掲げる。ゴールや得点の確率を上げるべく、前へトライする姿勢を重視し、練習も判断力のスピードを上げる目的のメニューが取り入れられている。指揮官は「トライにはミスがあるが、僕はそのミスにはあまり言わない。トライしないことの方が厳しい評価になる」と話す。

広島戦は午後2時のキックオフ。相手の前線には強力なアタッカーがおり、暑さも加わる中での厳しい戦いになるが、指揮官は「我々は自分たちのやるべき事をやり続けることが大事。その安定感を追究しないといけない」とぶれなかった。

1戦ずつ白星を重ね、各選手が成功体験を積み重ねている鹿島は、6年ぶりの国内タイトルへ、日々、進化している。【岩田千代巳】

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