中大サッカー部が、多機能素材開発などを手がける企業・タイカと11日、協賛契約を結び、多摩キャンパスで新ユニホームをお披露目した。

タイカはスペイン1部マジョルカ、清水エスパルスなどのプロチームにも協賛。同社の鈴木大登社長(43)が中大OBで、サッカーサークルを立ち上げた経験を持つほどのサッカー好き。今回は、母校への恩返しとして協賛を決めた。

中大サッカー部のユニホームに協賛企業のロゴが入るのは初。タイカの援助を受け、トレーニングに使うGPSデバイスや、映像機器などを導入し、関東1部昇格を目指す。契約期間はまずは2年だが、鈴木社長は「できるだけ長く続けていければ」と話した。

佐藤健ダイレクターは「中大サッカー部の後ろには、スポンサーやいろんな方が支援をしてくれている。そこを思いながらプレーを続けなくてはいけない。その責任が出てきた」と気を引き締めた。

鈴木社長は学生選手に向け「こうした形で貢献できることをうれしく思っています。今、特定プレーヤーのファンではないが、一流の人間はプレーはもちろん、言葉でも魅了する。ともに報われるまで努力をしましょう」とエールを送っていた。