ジュビロ磐田は、敵地でヴィッセル神戸に0-0で引き分けた。調子の上がらない最下位神戸を相手に無得点に終わったが、今季2度目の無失点を記録。連敗を回避し、最低限の勝ち点1は得た。伊藤彰監督(49)は「相手のシュートミスに助けられた場面もあったが、粘り強く戦えた」と一定の手応えを示した。

序盤から押し込まれる展開が続き、磐田の4倍となるシュート16本を浴びた。それでも、GK三浦龍輝(30)が好セーブを連発。最後までゴールだけは許さなかった。守護神は「相手がスター軍団で、気合が入るというよりも楽しもうと思いながらやった。DFライン、ボランチと常に声をかけ合いながらやった結果」と振り返った。

次戦は中3日の29日。ホームで横浜F・マリノスと対戦する。指揮官は「今日も勝ち点3を目指して戦った。悔しく思うし、次にしっかりつなげていきたい。ホームで勝ち点3をつかむために、しっかり体を休め、最後の精度をもっと積み上げていきたい」と顔を上げた。