高校総体道予選優勝の旭川実は、後半残り15分から出場のFW三上僚太(2年)がハットトリックを達成し、北照に6-0で完勝した。

2回戦から登場の旭川実が初戦を突破した。186センチのFW三上が3ゴールを決めた。3-0の後半25分から、先制点を決めたFW安保に代わり出場。投入1分後に打点の高いヘディングで1点目を決めると、同ロスタイム2、3分と連続で左、右の足で決め、出場15分でハットトリックを達成した。小樽市出身で、地元の北照相手に燃え「絶対勝ってやるって気持ちで自分で行こうと思って打った」。両親が応援に駆けつける中、公式戦初の3得点につなげた。

入学時は1年生内でも下部のチームからスタート。夏の総体でもメンバー外だった。8月の青森遠征で存在感を発揮し主力チーム入り。入学してから約5センチ伸びた、GKを除くチーム内最長身を生かして磨いたヘディングを武器にアピールした。「全国というピッチに立ったことがないので、自分が決めて立ちたい」と意気込みを話した。