柏レイソルのMF大谷秀和(37)が、元チームメートのFW工藤壮人(32=テゲバジャーロ宮崎)へエールを送った。

工藤は水頭症の手術を受け、集中治療室(ICU)で治療を受けている。大谷をはじめ、柏のクラブも「#待ってるぞクドー」としてSNSで回復を願うメッセージを発信していた。

大谷は19日、三協F柏スタジアムで流通経大との練習試合(35分×2本)に出場後、取材に応じた。工藤の突然の発表に「何とかもう1回、元気な姿で、自分たちの前に立ってくれるように願ってます」。今年2月の鹿児島キャンプで、宮崎と練習試合があり、久しぶりに再会していた。「まだまだ、ストライカーとして輝ける選手。まずは回復してくれるのを祈りたい」と、ともに戦った仲間への思いを語った。

大谷は今季、公式戦は5月29日の清水エスパルス戦以来、遠ざかっているが、コンディションは上向きでこの日も1本目に出場。中盤で、持ち味の広い視野と正確な技術を発揮し違いを見せた。「ボールを持たないところの仕事を増やさないと。今までは、ボール持ってもストレス抱えながらプレーしていた。9月からはボール持ったときに、ボールを持って選ぶところにストレスなく練習からできている」と手応えを口にする。リーグ戦は残り2試合で、チームは8戦未勝利と足踏みが続いている。頼れる主将の復帰が、チームを後押しする。