J1ジュビロ磐田選手会が20日、台風15号による豪雨災害の復旧支援金を磐田市に寄付した。9月就任の藤田俊哉スポーツダイレクター(51)とDF森岡陸(23=磐田市出身)が、同市役所を訪問。草地博昭市長(41)に目録を渡した。藤田氏は「今まで力をもらうことばかりでしたから、今回は少しでも力になりたい気持ちです。1日でも早い復旧を望んでいます」と力を込めた。

元Jリーグ磐田で独シュツットガルトDF伊藤洋輝(23=浜松市出身)も100万円を寄付し、藤田氏が代わって草地市長に目録を贈った。「伊藤が世界に出ても、磐田を気に掛けてくれて、本当にうれしかった」と実感を込めた。

草地市長は「気持ちがうれしいです。苦しい時に応援してもらい、地域の皆さまも1歩踏み出せると思います。心から感謝します」と話した。【山口昌久】