奇跡の逆転Vとはならなかった。川崎フロンターレの22年シーズンが終わった。
首位の横浜F・マリノスと勝ち点2差で迎えたリーグ最終節。FC東京との多摩川クラシコに、3-2で勝利したものの、横浜がヴィッセル神戸に勝利。これによって、シーズン2位が決まった。クラブ史上初のリーグ3連覇は、またもお預けとなった。
鬼木監督は、試合2日前に選手たちへ言った。
「過去のことはリセットしよう」。
じたばたしても、何も変わらない。「あの時の勝ち点がとか、あと何点とか最終節になって考える。だけど、それは意味がない」とクリアにさせ、ピッチへ送り出した。
一時は、横浜との勝ち点差が8まで広がった。リーグ戦終盤になった頃、鬼木監督は「奇跡」という言葉を使うようになった。
鬼木監督 奇跡は信じた人にしか起きない。疑わずと言うか、それは自分たちへの期待。それしかない。信じ続けることが出来たときに、雑念というかそういうものが排除されて研ぎ澄まされていく。
信じ続けた。それでも、届かなかった。17年にリーグ初優勝。18年に連覇を達成した。迎えた19年は4位。3連覇を逃した。20年に覇権を取り戻し、21年シーズンに連覇を成し遂げた。迎えた22年。あと1歩だった。奇跡は訪れなかった。



