浦和レッズは6日、新体制発表記者会見を行い、2年ぶりに復帰したFW興梠慎三(36)が若手に負けない献身を誓った。

昨季コンサドーレ札幌に期限付き移籍し、今季再び浦和のユニホームに袖を通した。「36歳になって、新加入会見に出ると思っていなかった」。18歳のMF堀内陽太や20代の選手に囲まれながら、照れくさそうに笑った。

GK西川周作とともにチーム最年長になるが、勝負強さは健在。昨季はJ1通算得点ランキングで単独2位になるなど5得点をマークした。チーム内の競争について聞かれると「競争はすごく大切なので、走りまくりたいと思います!」とエネルギッシュに誓った。

ピッチ上での活躍とともに、求められるのはベテランとしての役割。「過去に阿部ちゃん(阿部勇樹)、ヒラさん(平川忠亮)がチームに与えた存在感は身近に感じて接していた。偉大な選手たちと同じような立ち居振る舞いが出来たらと思っている」。目指すのは「ケガなく1年終えて、全部のタイトルをとれるように頑張りたい」。頼れるストライカーが帰ってきた。