J1アルビレックス新潟はホーム開幕となる4日の札幌戦に向け、クラブハウスのある聖籠町で調整を進めている。
前節2月26日は昨季リーグ戦3位の広島を敵地で2-1で破り、J1復帰後初勝利を挙げた。豊富な運動量とボールを奪う技術が売りのボランチ高宇洋(24)は、開幕から2戦連続フル出場とチームに欠かせない存在。ホームサポーターの前で連勝を飾り、開幕スタートダッシュに導くためにも新潟の“デュエル王”が牙をむく。
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J1復帰初勝利の余韻に浸ることはない。クラブの顔としてプレーした山口素弘やレオ・シルバらが背負った背番号8を21年から引き継ぐ高は「(J1は)難しく緊張感のある時間が続くが、楽しみながらプレーできている。もっと成長したい」と自然と力が入る。
前節広島戦も中盤の底から積極的な守備を見せ、次々とボールを狩り続けた。「1対1で勝つことが自分の良さ。つぶせている感覚はある」。観察眼を生かした攻撃参加も光り、MF太田の先制点の場面ではこぼれ球を押し込むためにただ1人、ペナルティーエリアに侵入した。太田の強烈シュートがゴールネットに突き刺さった後、ピッチ内に戻って来たボールを思い切り蹴り込んだ。「ネットを揺らしてやろうかと。みんなから柄が悪いと言われました」と笑った。
「早く試合がしたい。明日にでも」。広島戦後、高はバスに乗り込む前にそう話した。主将のDF堀米が後半途中に退いてからはキャプテンマークを巻き、チームを鼓舞した。防戦一方となった後半はチーム全体でボールを奪った後のパスの精度が低下したことを反省点に挙げたが「全員で体を張り、勝ち点3を取れたことは大きい」と収穫を口にする。
強豪相手に後半は攻め込まれながらも最少失点でしのいだ。開幕2戦で4得点の攻撃力だけでなく粘り強い守備力も示した。次節の相手、札幌は開幕から1分け1敗と勢いを欠く。「前節の経験をうまく生かしながら準備したい」。ホームの大声援を背に、2連勝へ高が中盤を支配する。【小林忠】



