J2藤枝MYFCの点取り屋がクラブ初の偉業に挑む。4日のホーム・ブラウブリッツ秋田戦(藤枝サ、午後2時)に向け、3日は午前練習で最終調整した。FW渡辺りょう(26)は開幕から2試合連続ゴールを含む、計3得点をマーク。クラブがJリーグに参戦した2014年以降で初となる開幕3戦連発を狙う。この日も居残りでシュート練習を敢行。鋭い弾道でネットを揺らし、感覚を確かめた。次戦も勝利を最優先にした上で「ゴールは狙っていく」と力強く宣言した。
燃える理由もある。敵将の吉田謙監督(53)はかつての恩師で、「僕をプロに導いてくれた監督」。渡辺が大学卒業後の2019年にJ3沼津に加入した当時の指揮官だった。プロ1年目はリーグ戦7試合に出場。無得点に終わったが、プロとしての基礎を学んだ。渡辺は「球際の部分や、やり続けることの大切さを教えてもらった。活躍した姿を見せることが1番の恩返しだと思う」と、ピッチで成長した姿を見せる。
今季挙げた3得点はいずれもダイレクトシュートでネットを揺らした。調子のバロメーターになっているゴール前での嗅覚も研ぎ澄まされている。チャンス時に意識するのは「そのポジションに入れているかということ」。自身の活躍ぶりにも浮かれず、目の前の一戦に目を向けた。
「満足したらそれまでの選手。もっともっとチャレンジしていきたい」。勝てばチームにとっても2019年以来4シーズンぶりの開幕3連勝。渡辺がチームをさらなる高みに引っ張っていく。【神谷亮磨】



