北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬が20日、30歳の誕生日を迎え、抱負を口にした。

札幌・宮の沢での練習後「もう30歳。試合のメンバーを見たら上から2番目とか3番目の年になってきた。数年前までは中堅とか下の方だった。責任感を持ってやっていけたら」と、引き締まった表情で語った。

札幌U-18所属の17歳、高校生だった10年10月にJ2デビューを果たした。当時のリーグ戦クラブ最年少出場記録を持っていた生え抜きは、今季プロ12年目。「自分が入った時よりコンサドーレの価値や立ち位置は変わっている。ファン、サポーターが求めている基準が上がっている。それはいいこと。ここから次のステップとしてはACLやタイトルを取れるように」と目標を掲げた。

前日19日に4-1で勝利したルヴァン杯サガン鳥栖戦はベンチから外れ、リーグ戦23日アビスパ福岡戦への準備に集中する。「福岡とはいつも堅い試合で苦戦する。守備を崩せるように」と30歳初戦での勝利を誓った。