北海道コンサドーレ札幌が“師弟対決”を制する。28日、札幌・宮の沢でアウェー横浜FC戦(29日、ニッパツ)に向けた前日練習を行った。ペトロビッチ監督(65)にとって相手の四方田修平監督(50)は、18~21年の4シーズン、札幌で監督とヘッドコーチの間柄としてともに戦った同僚。「四方田さんと久しぶりに会えることは私自身うれしく思う」と、ピッチでの再会を心待ちにする。

ペトロビッチ監督が浦和時代の17年、札幌を率いていた四方田監督との対戦経験(1勝1敗)はあるが、今季J1昇格を果たした横浜FCでの対戦は初。相手クラブからは、両監督の顔写真入りのキーホルダーやタオルのコラボグッズが発売され、盛り上がっている。「毎試合、目の前の相手に対して勝利を目指して戦うのは常に変わらない」と、2試合遠のいている勝利を譲るつもりはない。

札幌の選手にとっても思い入れのある敵将だが、目指すは白星。左太もも裏痛から4試合ぶり復帰を果たす見込みのFW小柏剛(24)は「ミシャ監督もミーティングで言っていたが、ゴールデンウイーク3試合で勝ち点9を取るというのを目標にしている。まず1試合目を勝ちたい」と誓っていた。