J2アルディージャ大宮は19日、相馬直樹監督(51)の解任と原崎政人ヘッドコーチ(48)の昇格を発表した。

両者のコメントは次の通り。

◆相馬氏

「このたび、大宮アルディージャトップチーム監督の任を解かれることとなりました。昨年5月に就任してから熱く戦えるチームへの変革を目指して来ましたが、結果がなかなか伴わず、期待に添えぬままこの日を迎えることになってしまったのは残念です。苦しい時期の方が多かった一年間でしたが、そうしたなかでも私を信じて一緒に戦ってくれた選手、チームスタッフ、そしてファン・サポーターの皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。残りのシーズン、選手たちの活躍とチームの勝利を心より願っています。ありがとうございました」

◆原崎氏

「このたび、監督に就任いたしました、原崎政人です。大宮アルディージャにかかわるすべての皆さまには、J2リーグ最下位という辛く悔しい思いをさせてしまい、大変申し訳ありません。大宮アルディージャ創立25周年という節目のシーズンを、この状態のまま続けるわけにはいきません。現状を打開するべく、早急にチームの底上げをし、残り2/3のゲームを一丸となって総力戦で戦い切ります。大宮アルディージャファミリーの皆さまには、『サッカーは楽しい』『また次も観たい』と思ってもらえるように、必ず強いチームに成長させます。勝点を積み上げ、着実に力をつけたその先に、プレーオフ圏内・J1昇格を目指したいと思います。ファン・サポーター、パートナー企業、ホームタウンの皆さまからの後押しに、いつも本当に感謝しております。どうかこれからも応援をよろしくお願いいたします」

(ともに原文まま)

大宮は前節17日のアウェーいわきFC戦で敗れ、最下位に転落。相馬前監督は昨年5月から指揮してきたものの浮上の気配がなく、現在は8戦勝ちなし(1分け7敗)と低迷していた。今季も4勝1分け11敗に沈んでいた。

新たに監督となった原崎氏は、現役時代にベルマーレ平塚(現湘南)や大宮、ベガルタ仙台でプレー。指導者としては大宮、長崎、仙台でヘッドコーチを務めた。21年11月から昨年9月まで仙台の監督。今季から大宮のヘッドコーチに復帰していた。