セレッソ大阪は30日、大阪市内で行われた練習を一般公開し、次節6月3日のアウェー名古屋グランパス戦に向けて練習をスタートさせた。

現在3連勝中のC大阪は5位に浮上し、3位名古屋とは勝ち点3差。5月31日の6位浦和-4位広島の結果にも左右されるが、C大阪がこの上位直接対決に勝てば、3位になる可能性がある。

この日の練習後、取材に応じた小菊昭雄監督(47)は「まず目指すべき、トップ5に入ってこられた。ここからは1つ1つ戦い、トップ3、優勝争いに絡んでいきたい」と意気込む。

前節28日の横浜FC戦で負傷したMFクルークスはこの日、病院に行き、名古屋戦の出場は流動的だ。同じく、けがのFW加藤、DFマテイヨニッチは引き続き欠場が濃厚。

多くの主力が不在でも、この日の練習でFWカピシャーバ、MF中原らが好調をアピールしたように、これまで控えだった選手の充実ぶりが目立つ。

「今はルヴァン杯で出た(控えの)選手とか、出ていない選手が支えてくれ、誰が出ても目指すサッカーは変わらない。そこは心強く思います」

C大阪の今季目標は、勝ち点60以上でリーグ戦3位以内、及びタイトル獲得。名古屋戦と6月10日の神戸戦で、全34試合の折り返し地点に達するが、勝ち点は現在26で、残り2試合を1勝1分け以上で目標のペースに届く。

「私、選手、クラブ、サポーターがそこ(優勝)を目指してやるからこそ、いろんな困難にも立ち向かい、乗り越えていける。開幕ダッシュができなかったので、後半戦こそスタートダッシュできるように、勝ち点30はクリアしたい」

昨季はリーグ戦5位、ルヴァン杯準優勝、天皇杯ベスト8だった小菊セレッソが、自信を胸に名古屋との大一番に臨む。