浦和レッズのMF伊藤敦樹(24)が1得点1アシストの活躍で、チームを勝利に導いた。

日本代表森保監督が視察する中、代表初選出の広島MF川村とのマッチアップを含め、攻守で存在感を発揮。将来の日本代表に名乗りを上げた。チームは広島との上位争いを2-1で制し、4位に浮上した。

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好機と見るや、素早く攻守を切り替え最前線へと顔を出した。上位との大事な一戦。伊藤の真骨頂だった。0-1の後半27分、DF酒井へのスルーパスで同点弾をアシスト。後半ロスタイムには、FWリンセンの折り返したボールを左足でボレーして勝ち越しゴールを決めた。「監督から2列目からの飛び出しが求められていた。高い位置でプレーできて、点を決められたのは良かった」。

後半には広島MF川村と中盤で激しいマッチアップを繰り広げ、勝負でも上回った。ユースからトップ昇格はならなかったが、流通経大を経て加入し、3シーズン目。今季は公式戦全試合に出場中だ。「彼は結果残して選ばれてきている。浦和で結果を出し続ければチャンスは来ると思う」と日本代表への意欲も隠さない。森保監督は既に伊藤に注目していることを明言。チームを勝たせる若き中盤の今後の飛躍に注目だ。