湘南ベルマーレのW杯カタール大会日本代表FW町野修斗(23)がドイツ2部クラブへ今夏移籍する可能性が3日、浮上した。

両国の関係者によると、W杯組として欧州複数クラブから熱視線を送られており、キールなどの名が挙がっているという。

大阪・履正社高から横浜でプロ生活をスタート。21年の湘南加入を機に、前線で起点になる体の強さと決定力がJ1の舞台で開花。得点した際の、出身地の三重・伊賀にちなんだ忍者ポーズも話題になっていた。

22年夏には東アジアE-1選手権で日本代表に初選出され、大会3ゴールで得点王に輝いた。昨冬のW杯ではDF中山雄太の負傷を受けて追加招集されていた。

しかし、フィールドプレーヤーではMF柴崎岳とともに出番なし。26年W杯を目指して欧州挑戦の気持ちが強くなり、今夏の移籍に向けて動いていたという。意欲通り、今季は4月1日のガンバ大阪戦で史上初の前半だけで4得点。15試合で8得点2アシストと好調だ。

移籍先候補のキールは今季、ドイツ2部で8位。かつて所属した奥川雅也(27)は同国1部へとステップアップしていった。3年後の大舞台へ、町野の欧州挑戦が始まろうとしている。