ポルトガル2部オリベイレンセのシーズンを終えたFWカズ(三浦知良、56)が26日、横浜市で横浜FCの練習に参加した。居残りでのインターバル走では、中村俊輔コーチを誘い、ペナルティーエリアからペナルティーエリアまでを4本、12秒間で駆け抜けた。中村コーチが「速っ」とカズの変わらないスピードに驚く一幕も。

カズは今年2月、横浜FCから今年6月30日までの期限付き移籍でオリベイレンセに加入。オリベイレンセは、カズに契約延長を提示しており、国内クラブもカズの獲得に動いている。今後のプレー先に、カズはかねて「6月中には決めたい」としていた。6月も間もなく終わるが、カズはプレー先に「今週、また会わないといけないので。またあらためて」と話すにとどめた。

新天地を選ぶ要素として「ゴールをあげたいので、それには試合に出ないことにはゴールはあげられない」とし「そうはいっても、どこへ行っても競争ですからね。試合に絡めないときもあると思う。そのときでもモチベーションを落とさずできるところでやりたいと思います」と見据えていた。カズの決断の時は迫っている。